「発言するだけで人生が変わる」なんて、正直うさんくさいと思っていた
「発言することが大切」
ウォーレン・バフェットがそう言った。
それをYouTuberのパラノイヤさんが紹介していた。
……でも、最初に浮かんだのはこういう感情だった。
- 本当か?
- よくある自己啓発じゃないか?
- しゃべれる人が得をするって話でしょ?
思考停止で鵜呑みにするのは危険だ。
でも、信頼している人の言葉でもある。
だからこそ、ちゃんと理解した上で
「本当に意味があるなら、試したい」と思った。
ただ一つ問題があった。
発言することの「何が」大切なのかが、腑に落ちていなかった。
発言できない自分を、責めたことは何度もある
会議で黙ってしまう。
雑談で意見を言えない。
あとで「ああ言えばよかった」と後悔する。
そのたびに思う。
- 自分は消極的だ
- 自信がない
- コミュ力が低い
でも本当は、こうじゃないか。
発言しないのは、能力不足じゃない。
「発言とは何か」を誤解しているだけ。
ここを勘違いしたまま努力すると、
一生「しゃべれない自分」を責め続けることになる。
「発言することが大切」とは、結局何の話なのか?
まず、前提をはっきりさせる。
よくある誤解
- 目立つために発言しろ
- 饒舌な人が正しい
- 会議ではとにかく口を開け
これは全部違う。
バフェット文脈での「発言」
- 自分の考えを言語化して外に出す力
- 責任を持って意思表示する行為
- 思考を現実に影響させる唯一の手段
発言とは「しゃべる技術」ではない。
思考を、世界に接続する行為である。
バフェットが本当に言いたかったことは、たった一つ
「黙って考えているだけでは、世界は1ミリも動かない」
なぜ発言が重要なのか。
理由は大きく3つある。
発言とは「思考を完成させる最後の工程」である
人はよく言う。
「ちゃんと考えてから話そう」
でも実際は逆だ。
話すことで、考えは完成する。
頭の中の思考は曖昧で、矛盾し、感情と論理が混ざっている。
それを言葉にした瞬間、すべてが整理される。
バフェットは何度も語っている。
「説明できない投資アイデアは、投資する価値がない」
説明できない考えは、理解していないのと同じだ。
発言とは「責任を引き受ける」という決断である
黙っているのは、正直楽だ。
- 間違っても責められない
- 判断しなくていい
- 後出しで正解側に立てる
責任を引き受けない人間は、成長しない。
発言するとは、自分の名前をつける行為。
名前を出した瞬間、学習が始まる。
発言とは「影響力の最小単位」である
世界に影響を与える最小の行為は、発言である。
能力があっても、伝えられなければ存在しない。
発言できない心理の正体は「自己定義の恐怖」
発言=自己開示=アイデンティティの露出
否定される恐怖ではない。
「自分が何者か確定してしまう」ことへの恐怖だ。
今日からできる、発言の超・基礎トレーニング
レベル0|一人で
- 今日の出来事を1行で言語化
- Yes / No を必ず決める
レベル1|安全な場で
- 結論 → 理由1つ
- 正確さより明確さ
レベル2|日常で
- 「どっちでもいい」を言わない
レベル3|振り返り
- 何を言ったか
- 結果どうなったか
- 次どう修正するか
最後に、すべてを一言で言うなら
発言とは、未来の自分に学習材料を残す行為である。
沈黙は安全だが、無収益資産。
発言はリスク資産だが、複利が効く。
まずは今日ひとつだけ、未完成なまま発言してみてほしい。
そこから、すべてが動き出す。


コメント