やる気はいらない。人生を変えるのは「仕組み」だった

気づき

明日から取り入れたい習慣は、前日のうちに決めておく

「明日からこれをやろう」
そう思ったことは、これまで何度あっただろうか。

資格の勉強、運動、読書、副業、日記。
思いつくたびにノートやスマホに書き留めては、数日後には存在自体を忘れてしまう。

最近、ひとつ気づいたことがある。
それは、習慣は当日の気分で決めるものではないということだ。

明日から取り入れたい習慣は、前日のうちに考えておく。
そして「次の日のどこに組み込むか」まで決めておく。

やる内容よりも、やる場所と時間を先に確保する
それだけで、行動に移る確率は驚くほど上がる。

最近、朝が少しだけ早くなった

ここ最近、いつもより早く目が覚める日が多く、このまま寝るのももったいなと思いながら
目を瞑っていた。

普段は6時半に起きる生活。
それが5時半、時には5時ごろに目が覚める。

しかも、眠いどころか意外と目が冴えている。
布団の中で「まだ早いな」と思いながらも、二度寝するほどの眠気はない。

「もしこの1時間で、何をやるかを前もって決めておいたらどうだろう」

そう考えた瞬間、頭の中で小さな歯車が回り始めた。

この時間に1時間だけ何かをやると決めておけば、
自分が「毎日取り組みたいこと」のための時間を、無理なく確保できるかもしれない。

夜に無理やり時間を作る必要もない。
疲れ切った状態で意志力を振り絞る必要もない。

ただ、すでに空いている時間を使うだけ。

性弱説という、救いのある考え方

ここで思い出したのが「性弱説」という考え方だ。

人間はもともと弱い生き物で、サボりたいし、楽をしたい。
それは怠惰ではなく、エネルギーを温存するための立派な能力でもある。

狩猟時代なら、その能力は命を守るために必要だった。
無駄に動かず、危険を避け、体力を温存する。

しかし、この豊かな現代においてはどうだろう。

やりたいことがあり、目指したい目標があるにもかかわらず、
その「弱さ」が足かせになってしまう。

やろうと思っていたのに、今日はいいや。
疲れているから、明日でいいや。

それは意思が弱いからではない。
人間として正常だからだ。

キーエンスの考え方が突き刺さった

社員一人あたりの生産性が高いことで有名なキーエンス。
その企業文化の中に、こんな考え方があるという。

どれだけ努力しようと、どれだけモチベーションを高めようと、それだけではやり遂げられない

これは、個人にもそのまま当てはまる。

モチベーションは波が激しすぎる。
上がったと思ったら、次の日には底をつく。

だから、モチベーションに頼らない方がいい

習慣化した結果として、あとからついてくる副産物。
それくらいの認識でちょうどいい。

「やる気があるからやる」のではない。
「やるように決まっているからやる」。

大事なのは、仕組み

結局、行き着く答えはシンプルだ。

仕組み。

仕組みとは、習慣のこと。
習慣とは、意思決定を減らすこと。

やるかやらないかを考えなくていい状態を、どれだけ作れるか。

歯を磨くときに、今日は磨こうかどうかなんて考えない。
それと同じレベルまで落とし込めた行動だけが、長く続く。

ここからが解決策:習慣は「前夜」に作る

では、どうすればいいのか。

答えは、前日の夜にすべて決めておくことだ。

・明日やることは何か
・どの時間にやるか
・どこでやるか

この3つだけを決める。

朝5時に起きたら、考えない。
もう決まっていることを、ただ実行するだけ。

ポイントは、「完璧」を目指さないこと。

1時間と決めたなら、途中で集中が切れてもいい。
内容が薄くてもいい。

やったという事実だけが、次の日につながる。

行動を後押しするための、現実的な工夫

さらに、行動を続けるために効果的な工夫がある。

  • やる内容を1つに絞る
  • 道具を前日に準備しておく
  • 成果を期待しない

「朝はこれをやる時間」と決めてしまえば、迷いは消える。

迷いがなくなると、人は驚くほど動ける。

性弱説に従うなら、
自分を信用しないことこそが、最大の優しさだ。

まとめ:人生を変えるのは、静かな1時間

派手な決意も、強いモチベーションもいらない。

必要なのは、
明日の朝、何をするかを前日の夜に決めること。

たったそれだけで、人生は少しずつ、しかし確実に変わっていく。

朝5時の静かな1時間は、
誰にも邪魔されず、自分のためだけに使える時間だ。

その時間を、仕組みとして習慣にできたとき、
努力しなくても前に進んでいる自分に気づくはずだ。

やる気に頼らない。
弱さを前提にする。

そして、仕組みを作る。

それが、遠回りに見えて、いちばん確実な近道なのだから。

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